
3.4.2 急速化コネクション確立手旧
この手順は、リスタート・パケットを使用せずにデータリンクとサブネットワーク・コネクションの確立を同時に行う簡略的な方式である。地上局は、この手順を実行する能力を有しているか否かの情報(コネクシヨン管理パラメータ及びAVLC固有オプション・パラメータ)をGSIFの中に含めて伝送する。航空機局が、この手順を実行した場合でも、地上側が明確化手順で応答した場合には、航空機局はそれに従わなければならない。
以下に、手順例を列記するともに、そのシーケンス・ダイアグラムを図3−4.2に示す。
?VDLが起動され、航空機局がGSIFから地上局を識別・選択する手順は明確化方式と同様である。
?航空機局のサブネットワーク層は、データリンク層に対し発呼要求パケットを転送し、データリンク層はそれをパラメータとしてXIDフレームで地上局に伝送する。
?データリンク及び坪の確立を承認する地上局は、応答として呼確認パケットをXIDフレームに包含させて伝送することにより、航空機局がデータリンクとサブネットワーク・コネクションの確立を認識する。このXIDフレームに呼確認パケットが含まれていない場合には、航空機局は、再びコネクションの確立を要求するために発呼要求パケットをINFOフレームで伝送する。
?データ・パケットの転送が開始される。
3.4.3コネクション解放手旧
コネクションの確立を拒絶する場合や確立されているコネクションを解放(切断)するためには、復旧要求及び切断確認パケットが転送される。コネクション拒絶の場合には、その応答XIDで復1日要求パケットを伝送し、コネクションを解放する場合には、復旧要求パケットをINFOフレームで伝送し、その応答として切断確認パケットを同フレームで伝送する。図3.4.3に、コネクション解放手順例を示す。
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